生後すぐからの肌ケア

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令和元年が始まり、もうじき一か月が過ぎようとしています。
今年度はこちらのブログから、出前講座以外の浜松市助産師会の活動についても発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。


5/22(水)あいホールにて
浜松市助産師会主催
かわだ小児科アレルギークリニック院長の川田康介医師による
「生後すぐからの肌ケア」の勉強会が開催されました。
助産師・保健師・看護師・栄養士の総勢73名が参加しました。
生後すぐからの肌ケア

アトピー性皮膚炎の診断基準や、治療についてわかりやすく腑に落ちるお話しを聞かせていただきました。
乳児湿疹が長引く子は、ひょっとするとアトピー性皮膚炎の可能性もあります。
肌が赤くブツブツ、ザラザラして痒みがある(掻くしぐさがある)、2か月以上続くような場合には正しい診断・治療を受けることで、良い肌にしてあげることができます。
ステロイド治療に対して、副作用を怖がって中途半端な使い方をするよりも、診断を受けてから正しくしっかりと使い続けることで、治療開始から約1年程でステロイドを卒業できるそうです。

目標は、見てよし!触ってよし!のツルツル・ピカピカなお肌です。
まずは、うまれてすぐから「石鹸の泡でやさしく洗って、保湿剤で保湿する」から始めていきましょう。

最近では、肌バリアが整っていることが食物アレルギーの予防に関わっていることも分かっています。
一昔前のように、あかちゃんの湿疹は放っておけば治る・・・はそのうち食物アレルゲンに感作されてしまうよ・・という危険信号です。
また、家庭の子供用布団から鶏卵アレルゲンが多く検出されるということが最近報告されました。
肌トラブルがあるお子さんが使う寝具は、洗って干して掃除機でアレルゲンを吸い取る!(←掃除機が重要)ことが大切で、荒れた皮膚からの感作を予防していきましょう。

できるだけ生後早くから正しいスキンケアと治療を始めることで、皮膚感作を防ぐことにつながります。
お子さんの肌に心配がある方は、早めにアレルギー専門の小児科医に相談されることをお勧めいたします。

あかちゃんたちは、肌が薄くさまざまなトラブルをおこしやすいものです。
そしてトラブル肌を毎日みているお母さんたちは、さぞかし不安でお過ごしだと思います。

私たち助産師が、少しでも正しい情報をお母さん方に発信できるよう、これからも研修会等で日々研鑽していきます。
また、助産師会会員以外の方でも参加いただける研修会についても、こちらのブログにて発信していきます。

今後もこのブログへ立ち寄っていただければ幸いです。
助産師のケア依頼・お問い合わせは
浜松市助産師会



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